プライベートサロンの内装3つのポイント【デザイン事例】

プライベートサロンを開業しようと考えている方にとって、内装の出来栄えはお客様の満足度を大きく左右する要素だと思います。

サロンのコンセプトや提供するサービスによって、求める雰囲気や機能も変わるため、その分だけ悩むことも多いのではないでしょうか。

とはいえ、空間づくりの基本をおさえれば、お店の魅力をしっかりと伝える内装をつくることは決して難しくありません。

ここでは、プライベートサロンらしい特別感を演出するためのポイントや、設備投資の注意点、さらにデザインの方向性と費用面のコツを順番に解説します。

 

WHATS incでは1,000店舗以上の内装設計実績を元に開業・内装のご相談を承っております。

相談は無料で受けておりますので、下記のお問い合わせフォーム、もしくはLINEからお気軽にご相談ください。

 

 

プライベートサロンの内装における3つのポイント

ここでは、プライベートサロンの空間づくりでまず押さえておきたい大切な視点を3つに分けて紹介します。

完全個室の演出による特別感や、動線設計の工夫によってもたらされるプライバシー、そして防音設備やBGMを活用して快適な環境を作る流れについて見ていきましょう。

 

完全個室による高級感のある空間演出

プライベートサロンの魅力は、ほかのお客様と顔を合わせずにリラックスできるところにもあります。完全個室を用意することで、自分だけの特別な時間を過ごしているような感覚を生み出すことができます。

また、上質な家具や照明を配置することで、一歩部屋に入った瞬間からラグジュアリーな雰囲気を演出できるでしょう。

 

壁の色や床材を落ち着いたトーンで統一するのも、空間全体の品格を高めるコツです。

個室を設けるなら、防犯や安全面も考えてドアのロック機能や内装の耐久性を意識すると安心です。

ひとつの部屋を豪華にしすぎると、ほかの部屋とのバランスが崩れることもあるので、全体の統一感を保ちながら高級感を出す工夫が求められます。

 

プライバシーを考慮した動線設計

プライベートサロンでは、お客様が滞在している間にほかの人とあまり顔を合わせないようにする配慮があると喜ばれやすいです。

受付や待合から施術室への経路、さらにアフターケアのスペースなど、動線を考える段階で仕切りの位置や扉の向きに気を遣うと、プライバシーに配慮した導線が確立します。

この動線設計はスタッフにとっても大切です。

 

タオルの補充や清掃作業で部屋を行き来する際に、ほかのお客様の視界に入りにくいレイアウトにしておくと、小さな気配りを重ねながらスムーズに仕事が進められます。

個室を増やす場合には、防火や避難経路も踏まえてドアや通路の幅を調整するようにしましょう。

 

防音設備とBGMによる快適空間の創出

部屋を完全に仕切ると音がこもりやすくなる半面、周囲の物音が気にならない静けさが手に入ります。

ただ、壁が薄いままでは外の雑音や隣の部屋の声が漏れやすく、せっかくのプライベート感が失われてしまうかもしれません。

 

そこで、防音効果の高い壁材やドアを使ったり、吸音パネルを設置したりしてサロン内の音環境を整えると、より落ち着いた雰囲気を作れます。

さらに、静かすぎると少し落ち着かないというお客様もいます。

そこで、BGMを流して柔らかく空気を包みこむ演出を加えることで、適度にリラックスできる空間が生まれます。

音の大きさや曲のジャンルはサロンのコンセプトと合わせて検討し、お客様に合わせて気持ちいい音のボリュームを設定するといいでしょう。

 

WHATS incでは1,000店舗以上の内装設計実績を元に開業・内装のご相談を承っております。

相談は無料で受けておりますので、下記のお問い合わせフォーム、もしくはLINEからお気軽にご相談ください。

 

 

失敗しないプライベートサロン内装の3つのポイント

ここからは、サロン内装を考えるときに見逃しがちな失敗例や、その回避策となるポイントを3つに分けて解説します。

設備投資のバランスをどう取るか、清潔さと衛生管理を保つ素材選び、そしてメンテナンスコストを抑えるヒントを順に見ていきましょう。

 

設備投資と収益バランスの最適化

プライベートサロンで上質な雰囲気を出そうとすると、設備投資がかさむ傾向にあります。豪華な内装は確かに魅力的ですが、すべてに高額な資金を投入してしまうと開業後の収益を圧迫する可能性があります。

まずは、サロンのサービス単価と客数の目安を踏まえ、どの設備にコストをかけるべきか優先順位をつけることが大事です。

例えば、椅子やベッドなどお客様の身体に直接触れるものや、空調・照明といった快適性に直結する設備は重要度が高いかもしれません。

 

その一方で、受付の装飾や壁紙のグレードなどは、全体とのバランスを考慮しながら必要以上に豪華にしすぎないほうがいい場合もあります。

出費と収入の見通しをじっくり検討して、事業の成長に合わせて少しずつグレードアップしていく方法も検討すると、長く安定して運営しやすくなります。

 

清掃性と衛生管理に配慮した素材選び

いくら見た目が洗練されていても、清潔感に欠けるサロンは長続きしにくいものです。

プライベートサロンでは高級感を演出したい気持ちもありますが、毎日の掃除や定期的なメンテナンスが負担になりにくい素材を選ぶことが重要です。

たとえば、水拭きしやすい壁材や、汚れが付きにくい床材を使うと、お手入れの手間が大幅に軽減できます。

 

衛生用品や消毒液を使う頻度が高いジャンルのサロンなら、素材がアルコールや洗剤にどれだけ耐えられるかも確認しておくと安心です。

装飾面に力を入れた結果、細かい飾りや凹凸が多すぎると掃除が大変になることがあるため、デザインと機能のバランスを検討してください。

 

メンテナンスコストを抑える工夫

設備や内装を豪華に整えたとしても、使い続けるうちに修理や交換が必要になるケースは必ず出てきます。

これに対して、メンテナンスのたびに多額の費用がかかってしまうと、収益計画が狂いやすくなります。

そこで、最初の工事の段階で耐久性のある素材や、修理しやすい構造を採用すると長期的な経費を抑えられます。

 

壁の裏側に配線を完全に埋め込むと見た目はすっきりしますが、故障した際に大規模な工事が必要になる場合があります。

点検口を設置したり、配線モールを活用したりすれば、トラブル時の修理が比較的スムーズです。細部の設計段階で、どのようにメンテナンスを行うかを想定しておくと、開業後の負担が格段に減ります。

 

プライベートサロン開業で選ぶ内装デザイン3つの方向性

ここでは、サロンのコンセプトを形づくるうえで重要な内装デザインのスタイルを3つ紹介します。

モダンラグジュアリーな空間づくりから、自然派の落ち着いた雰囲気、そしてシンプルさを強調する洗練された演出まで、それぞれの特徴とイメージを踏まえつつ、選ぶときのヒントを探ってみましょう。

 

モダンラグジュアリーな上質空間

光沢のある素材や、大理石調の床、ゴールドやシルバーなどの装飾を要所に取り入れることで、一目で高級感を感じさせる空間がつくれます。

ダウンライトや間接照明を使って陰影を生み出すと、さらに上品な雰囲気が増すでしょう。椅子やカウンターの張地を統一すると、統一感のある空間に仕上がりやすいです。

反面、豪華な素材は汚れが目立ちやすかったり、キズに弱かったりする場合があります。

メンテナンスの手間と費用を見極め、必要に応じて保護フィルムを使うなど工夫すると、長くきれいな状態を保てるはずです。

 

ナチュラルで落ち着きのある癒し空間

自然素材や優しい色合いを取り入れて、温かみのあるゆったりした空気感を演出したい場合におすすめです。

木目調の床材や観葉植物を要所に置くことで、視覚的にも安らげる雰囲気をつくれます。照明は白っぽい色よりも、少し暖色系を選ぶとリラックスムードを高められます。

自然な色味を多用することで、お客様もスタッフも穏やかな気持ちで過ごしやすいサロンになるかもしれません。

ただ、植物やインテリアのメンテナンスを怠ると、かえって不衛生に見えてしまうこともあるので、こまめなお手入れは欠かせません。

 

シンプルモダンな洗練空間

色数を抑え、無駄な装飾を最小限にしてすっきりとまとめるスタイルです。白やグレー、黒などの無彩色を基調にし、アクセントとして一部にビビッドな色を取り入れると、シャープな印象を与えられます。

シンプルな内装は、お部屋の広さを感じやすくする利点もあります。

ただし、真っ白い壁だけだと冷たい印象になりがちです。間接照明や質感のあるファブリックを取り入れて柔らかさを加えることで、シンプルさの中にも温もりを作り出すことができます。

施術メニューや商品ディスプレイなどを考慮して、必要なスペースを確保することも忘れないでください。

 

プライベートサロンの内装費用を抑える3つのコツ

ここでは、内装費用を少しでも節約したい方に向けて、押さえておきたいポイントを3つほど紹介します。

物件の段階で確認しておきたい構造面の注意、工事範囲の線引きとスケジュール管理、そして設備の導入を少しずつ進める方法を順に見てみましょう。

 

物件選びの段階での構造的な確認事項

理想のデザインにこだわっていても、物件そのものの構造によっては大掛かりなリフォームが必要になる場合があります。

例えば、天井が低すぎたり柱の位置が悪かったりすると、希望するレイアウトが難しくなるかもしれません。

そこで契約前に配管や電気系統、天井や床の状態を確認し、内装工事でどれだけの改造が必要になるのか見極めることが大切です。

 

すでにサロンや店舗として使われていた物件なら、設備がある程度整っている可能性もあります。

そうした場所をうまく利用できれば、初期費用を大幅に削減できるでしょう。反対に、安価な物件でもスケルトン状態で配管工事からやり直す必要がある場合、トータルで見れば高くつくことがあります。

 

工事範囲の明確な区分けとスケジュール管理

工事には「ここまで業者に任せる」「ここからは自分で簡単にできる部分はDIYする」というように、範囲の線引きをはっきりさせることが経費を抑える上で役立ちます。

床の仕上げや壁紙の貼り替え程度ならDIYが可能なケースも多く、大幅な工事費カットにつながるかもしれません。

 

ただし、配線や配管など専門知識が必要なところまで手を出すと、かえってトラブルの原因になるリスクがあります。

工期が伸びて余計な費用を払わなければならないこともあるので、どこはプロに任せてどこを自力でやるのか、事前にスケジュールと担当の役割分担を細かく決めると混乱しにくいです。

 

設備機器の優先順位付けと段階的な導入

開業時にすべてを完璧に揃えようとすると、初期投資が非常に大きくなります。まずは、必ず必要となる施術用の設備や、お客様の快適さに直結する空調や照明などを優先して導入してみるといいでしょう。

販売用の大型機器や豪華なインテリアは、営業を続けながら余裕ができた段階で少しずつ追加していくやり方も考えられます。

集客の状況やお客様の要望を確認しながら、新しい設備を追加するほうが結果として無駄になりにくいという利点もあります。

 

開業前のイメージだけで高額な機器を購入したものの、思ったほど使わなかったという失敗を防ぎやすくなるでしょう。

計画的に段階を踏んで設備を揃えることで、キャッシュフローを安定させながらサロンの魅力を高められます。

 

まとめ

プライベートサロンの内装づくりは、一見難しそうに感じるかもしれませんが、大切なポイントを押さえて丁寧に計画を立てれば理想に近づくはずです。

完全個室の高級感や、プライバシーに配慮した動線、防音設備などによって特別感を演出すれば、お客様も安心して通いやすくなります。

もし細かい部分で悩むようなら、プロの内装業者に相談してみるのがおすすめです。気軽に相談できる相手を見つけて、満足度の高い空間を一緒に仕上げてみてはいかがでしょうか。

 

WHATS incでは1,000店舗以上の内装設計実績を元に開業・内装のご相談を承っております。

相談は無料で受けておりますので、下記のお問い合わせフォーム、もしくはLINEからお気軽にご相談ください。