小さい店舗デザイン事例3つとポイントを解説

小さい店舗の内装デザインを考えるときに参考にして欲しいデザイン事例3つとデザインのポイントを解説していきます。

 

特に小さい店舗の場合は動線や収納など、営業をする上で空間を広く見せるデザイン、空間の活用が課題になります。

 

WHATS incでは店舗の内装デザインについて相談を承っていますので、下記LINEもしくは問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

 

 

 

 

店舗デザインの完全ガイドはこちらにてまとめているので、合わせてお読みください。

 

【店舗デザインの完全ガイド】実例から費用まで全て解説

 

 

小さい店舗で内装デザインが重要な3つの理由

アパレル店舗

小さい店舗の経営を考えている方は、内装デザインにどのくらいの注意を払っていますか?

 

内装デザインは、店舗の魅力やイメージを決める重要な要素です。

 

特に、小さい店舗では、限られた空間を有効活用することや、コンセプトを表現することが難しい場合があります。

 

狭いので、そこまで内装にこだわったりお金をかける必要はないと思われる方もいらっしゃいますが、実は小さい店舗こそ、内装をデザインする必要があります。

 

その3つの理由を紹介します。

 

・空間を有効活用するため

・コンセプトを表現するため

・集客に重要なため

 

順番に説明していきます。

 

空間を有効活用するため

小さい店舗では、空間が狭いために、商品の陳列や動線の確保に苦労することがあります。

 

だからこそ内装デザインに工夫を凝らすことで、空間を有効活用することができます。

 

例えば、壁面や天井に収納やディスプレイを設置したり、多目的な家具や什器を使ったりすることで、空間を広く見せたり、機能的に使ったりすることができます。

 

単純に家具を配置していくのではなく、見え方・使い方に配慮し、考え抜かれた動線を確保する事で、限られた空間を最大限活用する事ができるでしょう。

 

また、色や照明などの要素も空間の印象に影響します。

 

明るく清潔感のある色や照明は、実際より空間を広く感じさせますし、暖かく落ち着いた色や照明は、逆に狭い店舗を秘密基地のような居心地よい空間に変化させてくれます。

 

空間の有効活用は、お客様の快適さや満足度にもつながるため、リピーターの獲得にもつながるでしょう。

 

コンセプトを表現するため

店舗経営では、他の店舗と差別化することが重要です。

 

そのためには、自分の店舗のコンセプトや特徴を明確にし、それを内装デザインで表現することが必要です。

 

例えば、自分の店舗がどんな商品やサービスを提供しているのか、どんなターゲット層に向けているのか、どんな価値観やメッセージを伝えたいのかなどを考えてみましょう。

 

そして、それらを反映した素材や色や形などのデザイン要素を選んでみましょう。

 

小さい店舗の場合は、広い店舗と比べると表現の幅が狭くなるのは事実ですが、だからこそしっかり表現ができる事で、他店舗との差別化になります。

 

コンセプトを表現することは、お客様に店舗の魅力やイメージを伝えるだけでなく、自分自身も店舗に愛着を持つことができます。

 

集客に重要だから

店舗経営では、集客力が命です。

 

しかし、小さい店舗は大きな看板や広告などで目立つことが難しい場合があります。

 

そこで、内装デザインが重要な役割を果たします。内装デザインは、お客様の目に触れる最初の接点です。

 

内装デザインが魅力的であれば、お客様は店舗に入ってみたいと思うでしょうし、逆に内装デザインがありきたりであれば、お客様は店舗に入る気にならないかもしれません。

 

また、最近では内装デザインがSNS映えするように工夫されていれば、お客様が写真や動画を撮ってSNSに投稿したりシェアしたりすることで、店舗の宣伝になります。

 

内装デザインは、お客様の興味や好奇心を引きつけることで、集客につながります。

 

このように、内装デザインは、空間の有効活用、コンセプトの表現、集客に重要であるなど、小さい店舗の経営に大きな影響を与えます。

 

小さい店舗でも、内装デザインにこだわることで、お客様に印象的な体験を提供することができます。

 

小さい店舗デザインの3つのポイント

バー店舗

小さい店舗をデザインするときには、限られたスペースを有効に活用することが重要であると紹介してきました。

 

それと同時に、お客様に魅力的な空間を提供することも忘れてはいけません。

 

そこで、小さい店舗をデザインする際の3つのポイントをご紹介します。

 

・カラーを工夫する

・照明を工夫する

・収納を工夫する

 

順番に紹介していきます。

 

カラーを工夫する

小さい店舗では、お店の内装に使われているカラーがそのままお店の印象になるため、カラーの選択が大きな影響を与えます。

 

例えば、空間の広さにも色の選択は影響します。

 

まず、明るい色や白を基調にすると、空間が広く感じられます。

併せて、青など寒色系の色は退行色と呼ばれ、実際の位置より後ろに下がって見えるので、空間を広く見せます。

 

逆に暗い色や黒を基調にすると、圧迫感があり狭く感じますが、そういう雰囲気を出したい場合には有効です。

また、赤など暖色系の色も進出色と呼ばれ、実際の位置より前に出ているように見えるので、狭い空間に使うとより空間を狭く見せます。

 

色の効果としては、他にも、ビビッドな暖色系の色は人を興奮させ、寒色系の色は人を落ち着かせる作用があるなど、様々な効果があります。

 

お客様が短時間しか滞在しない店舗であれば、様々な色を使って個性を出すのもいいでしょう。

 

ただ、人が長く滞在する店舗であれば、狭い空間で色味の強い環境に居続けると疲れてしまうので、なるべく落ち着いた色合いにするのがいいでしょう。

 

使う色数をなるべく少なく、自然界にあるような緑・うすい茶色などの色合いを使うと、落ち着いた空間になります。

 

照明を工夫する

照明も小さい店舗デザインにおいて重要な要素です。

 

照明は、空間の雰囲気や商品の見せ方に大きく影響します。

 

小さい店舗では、天井に埋め込むタイプのダウンライトを使うと、全体的に光が広がり店内を自然に明るく見せる事が可能です。

ダウンライトでも、光を照らす角度が狭いタイプのものもあるので、スポット的に商品を魅せたい場合などはそういった照明を使ってみるのも良いでしょう。

 

天井を壊して天井高を高くできる物件の場合は、躯体のコンクリートに直接配線レールを取り付け、スポットライトなどの照明器具を取り付けると縦に空間を広げることが可能です。

 

また、間接照明をところどころに設けてあげると、店内が狭くても高級感を与えたり、落ち着く雰囲気を与えたりする事が可能です。

 

同時に、商品やディスプレイに直接照明を当てることで、お客様の目線を誘導し、商品を魅力的にみせる事も可能なので、併せて検討してみましょう。

 

光の色自体もお店の雰囲気にかかわってくるので、しっかり検討する必要があります。

 

例えば、白く明るい光は、事務的な雰囲気を出すのと同時に、人を活発にさせます。

作業が多く発生したり、商品の色をしっかり見せたり、人の回転を速くしたい場合は光の色を白くするのがいいでしょう。

 

逆にオレンジの光は、ゆったりとした雰囲気や、高級感を演出する事もでき、人の活動を落ち着かせます。

やや商品単価を高くしたかったり、落ち着きのあるお店にしたかったり、お客様の滞在時間を長くしたい場合はオレンジ系の照明を使いましょう。

 

収納を工夫する

小さい店舗では、収納スペースが限られています。

 

そのため、収納を工夫することが大切です。

 

収納は、ただ物をしまうだけでなく、デザインの一部として考えることができます。

 

例えば、壁面に棚やキャビネットを設置することで、空間を有効に活用することができます。

 

また、棚やキャビネットは、色や素材や形などでバリエーションをつけることで、おしゃれな空間作りが可能です。

 

小さい店舗デザインの事例を3つ紹介

アパレル店舗デザイン

小さい店舗でも、空間デザインに工夫を凝らすことで、お客様に魅力的な印象を与えることができます。

 

ここからは、小さい店舗デザインの事例を3つ紹介します。

 

・シンプルなアパレル店舗

・ラグジュアリーなバー店舗

・席数を考慮した蕎麦屋店舗

 

順番に見ていきましょう。

 

シンプルなアパレル店舗の空間デザイン

アパレル店舗デザイン

こちらは、シンプルなアパレル店舗の空間デザインの事例です。

 

白と黒を基調としたモノトーンの色使いで、洗練された雰囲気を演出しています。

 

また、展示する商品点数を限定することで、すっきりとした印象にしています。

 

また商品の雰囲気と什器の雰囲気を統一したり、壁や床に余分なデザインを一切入れないことで、限られたスペースでも商品を魅力的に魅せています。

 

このように、シンプルなアパレル店舗の空間デザインでは、色や素材を統一することで、小さい店舗でも高級感と品質感を表現することができます。

 

ラグジュアリーなバー店舗の空間デザイン

バー店舗デザイン

次に、ラグジュアリーなバー店舗の空間デザインの事例です。

 

こちらは、暖色系の照明や木目調の家具で、落ち着いた雰囲気を作り出しています。

カウンターには、スツールが並びバーテンダーとの距離感を近づけています。

 

また、壁には、ワインのボトルやグラスが飾られており、豊富なドリンクメニューをアピールしています。

 

このように、ラグジュアリーなバー店舗の空間デザインでは、照明や家具を工夫することで、小さい店舗でも上質な時間と空間を提供することができます。

 

席数を考慮した蕎麦屋店舗の空間デザイン

蕎麦店舗デザイン

最後に、席数を考慮した蕎麦屋店舗の空間デザインの事例です。

 

こちらでは、テーブル席を真ん中に配置することで席数を増やしています。

 

大きな仕切りなどを排除し、できる限りの省スペースで動線を確保しているため、空間のわりに座席数を多く確保できています。

 

また、こういった狭いそば屋さんは回転重視なところが多いですが、あえてオレンジ系の光の照明を用いたり、和紙や木目などをしっかり使うことで、居心地の良さを演出し、他店舗との差異化を図っています。

 

このように、席数を考慮した蕎麦屋店舗の空間デザインでは、レイアウトや素材を工夫することで、小さい店舗でも快適な食事を楽しむことができます。

 

小さい店舗でも、空間デザインに工夫を凝らすことで、お客様に魅力的な印象を与えることができます。ぜひ、参考にしてみてください。

 

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小さい店舗のスペースを有効活用する空間デザインのポイントから事例まで解説してきました。

 

小さい店舗でも、空間デザインに工夫することで、お客様に快適で魅力的な空間を提供することができます。ぜひ参考にしてみてください。

 

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