【理美容ニュース】「利用しない人」16.1%、開業数は回復、 市場データから客数・単価・予約を考える

【2026年10月8日の美容ニュース】

理美容室を「利用しない人」が16.1%に増加

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理美容室を利用する人の減少傾向が続いています。ホットペッパービューティーアカデミー(リクルート)の「白髪・グレイヘアに関する意識調査2026」(全国の20〜69歳、約5万人規模のスクリーニング調査)で、「美容室・理容室を利用しない」人は前年より0.2ポイント増えて16.1%になりました。2024年は13.8%だったため、2年間で2.3ポイント上昇しています。

男女差も大きく、利用しない人は男性が21.2%、女性が11.0%で、男性が女性のほぼ2倍です。

一方、年間利用回数は男性5.5回、女性5.0回で、前年と変わっていません。記事は、利用回数や1回あたりの支払金額が大きく伸びない中で利用しない人が増えると、大局的には市場規模の縮小につながると指摘しています。

背景として記事は、物価高による生活防衛意識、家庭用バリカンやヘアアイロンなどの普及によるセルフケアの広がり、身だしなみ意識の変化を挙げていますが、これは記事の見立てで、確定した原因ではありません。

(出典:理美容ニュース)

美容室で考えるべきポイント

今のお客様の満足度を保つことに加えて、「そもそも来ていない層」が増えているという前提で、集客を考える材料になります。

利用しない人の割合は、男性のほうが高い点も押さえておきたいところです。

自店のお客様の来店間隔が空いていないか、新規のお客様をどう迎えるか、数字で見直してみるきっかけになりそうです。


理美容所の開業数が回復、理容所は2024年同期を29.5%上回る

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全国の店舗・法人データを提供する株式会社Review(リビュー)は2026年10月7日、2026年1〜3月の全国の理容所・美容所の開業数を発表しました。開業数は1,883件で、前年同期から50.2%増え、2024年同期の水準も上回りました。

1〜3月の比較では、2024年が1,816件、2025年が1,254件、2026年が1,883件です。2024年との比較では3.7%増で、急激に増えたというより、2025年に大きく落ち込んだ開業数が以前の水準まで戻ったと見られています。月別では1月523件、2月650件、3月710件と、3か月連続で増加しました。

内訳では、美容所が1,690件(2024年の1,667件から1.4%増)、理容所が193件(2024年の149件から29.5%増、2025年からは62.2%増)です。

開業数の上位は、東京都248件、大阪府182件、愛知県117件、福岡県110件、神奈川県100件で、上位5都府県で全国の約40.2%を占めています。

(出典:理美容ニュース)

美容室で考えるべきポイント

開業が以前の水準に戻る中、周辺で新しいお店が増えている可能性があります。

独立を考えている人は、開業したいエリアの競合状況を事前に確認しておきたいところです。

開業数が増えた理由は、記事でも開業時期の変化や独立のあり方など「さまざまな要因が関係している可能性がある」とされていて、はっきりとはわかりません。


白髪染め市場6,485億円、前年比7.0%増 サロン染めが拡大

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ホットペッパービューティーアカデミー(リクルート)は2026年9月30日、「白髪・グレイヘアに関する意識調査2026」の結果を発表しました。白髪染めの推計市場規模は6,485億円で、前年の6,061億円から424億円(7.0%)増えています。

内訳は、サロン染めが4,889億円(9.8%増)、自宅染めが1,596億円(微減)です。サロン染め利用者の推計人口は1,281万人で前年と大きく変わらず、サロン染めにかける平均金額が月3,180円(前年は2,950円)に上がったことが、市場拡大につながりました。

年代別では、60代が2,130億円で最多、50代が1,996億円、40代が1,664億円です。40代は前年差169億円、50代は同131億円と、大きく伸びました。

市場規模ではサロン染めと自宅染めの比率は75%対25%ですが、人口比ではほぼ半々(49%対51%)です。女性の半数が自宅染めを利用していることから、潜在顧客として捉えることもできると、記事は述べています。

(出典:理美容ニュース)

美容室で考えるべきポイント

サロン染めの市場は、人数ではなく単価の上昇で広がっています。

自宅染めを使っている人が約半数いるという点は、新しいお客様を迎える余地として考えられます。

10月6日にお伝えした「白髪染めにかけてもよい金額」と同じ調査です。あわせて見ると、自店の価格や提案を見直す材料になります。


リザービア調査、サロン予約は12月がピーク 曜日別では土曜が最多

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美容サロン向けの予約システム「リザービア」を提供する株式会社リザービアは、2026年10月7日に、予約データを12か月にわたって集計した結果を発表しました。

月別の予約数を12か月平均=100とした指数では、12月が108でピーク、1月が90で最も低く、その差は約20%でした。3月と5月は104と、季節の変わり目や大型連休の前にも予約の山がありました。元日の予約数は通常日の約3%まで落ち込み、三が日も通常の10〜35%にとどまっています。

曜日別では、土曜が143で最も高く、日曜が120、金曜が105と続きました。月曜は66、火曜は72です。土曜は月曜の2.16倍で、金・土・日の3日間に予約の約半分が集中しています。

同社は、12月と1月を前提にシフトと仕入れを組むこと、月曜・火曜の活用方法を決めておくこと、年末の予約枠は厚く三が日は薄くすること、の3点を挙げています。

(出典:理美容ニュース)

美容室で考えるべきポイント

シフトや仕入れ、予約枠を、月ごとと曜日ごとの繁閑に合わせて組む材料になります。

月曜・火曜を定休日にするのか、平日向けの案内を集中させる日にするのかを、あらかじめ決めておくと計画が立てやすくなります。

リザービアのデータであり、導入サロンの傾向です。全国の傾向とは限らないため、自店の予約データと照らし合わせて見てみてください。


男性の理美容室利用、利用率75.0% 市場規模は8,700億円

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全国理美容製造者協会(NBBA)は2026年8月、「2026年度サロンユーザー調査[男性版]」を発表しました。スクリーニング調査(n=7,500)で、「最近1年間に理美容室を利用した」男性は75.0%でした。理容室を利用した男性は52.0%、美容室は23.0%、併用は4.1%です。

年間の利用回数は、理容室が平均3.3回、美容室が平均1.5回(前年より0.1回減)です。年間の支払額(推計)は、理容室が平均1万8,110円(前年比4.6%増)、美容室が平均3万989円(同4.4%増)で、美容室が理容室の約1.7倍でした。

年代による違いもあり、美容室を利用する男性は20代・30代で39%台と多く、70代では6.4%まで減ります。

調査結果を全国人口に拡大して推計した男性の理美容室市場は、理容室が約4,594億円、美容室が約4,106億円で、合わせて約8,700億円です。

(出典:理美容ニュース)

美容室で考えるべきポイント

男性のお客様が、いつ、どのくらい、いくら使っているかがわかります。

男性客をどこまで狙うか、どの年代を想定するかを考える材料になります。

市場規模は、調査結果を全国人口に拡大した推計値です。自店の周辺の実態とは違う場合があります。


カット専門店利用男性が増加、34.8%で前年比5.6ポイント上昇

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カットのみを低料金・短時間で行う「カット専門店」を直近1年間に利用した男性は34.8%で、前年の2025年から5.6ポイント上昇しました。前年比では19.2%増です。全国理美容製造者協会(NBBA)の「2026年度サロンユーザー調査[男性版]」によるものです。

調査を始めた2022年以降、利用率は毎年上がっており、4年間で10ポイント以上の上昇です。利用者のうち、「いつも利用している」男性は67.3%で、60代が83.1%、70代が75.7%、50代が72.5%と続きます。15〜19歳と20代は30%台でした。

「たまに利用する」男性は22.0%、「1回利用した程度」は10.6%で、利用者の3分の1程度は、一般の理容室や美容室とカット専門店を併用しています。今後の利用意向は、「とても利用したい」と「やや利用したい」を合わせて40.7%でした。

(出典:理美容ニュース)

美容室で考えるべきポイント

低料金・短時間のカット専門店が、男性客の選択肢として広がっていることがわかります。

自店の男性のお客様が、カット専門店とどう使い分けているかを確認したいところです。

年代によって、カット専門店との付き合い方は違います。「併用」が多いという点は、自店の強みを考えるヒントになりそうです。


若者のハイトーンカラー事情を分析、物価高でも選ばれる理由とは

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ホットペッパービューティーアカデミー(リクルート)が、若い世代に人気の「ハイトーンカラー」に着目した2本の「研究員コラム」を発信しました。「付加価値メニューに関する調査【ハイトーンカラー編】(2026年8月)」のデータをもとに、同アカデミー研究員の田中公子氏が執筆したものです。

1本目の「若者のハイトーン事情」は入門編で、カラー層の3人に1人が経験者であること、若者の背中を押すのは「SNS」、30代では「美容師」であること、「安さ」より「得意」で勝負すること、ハイトーンは新規獲得のチャンスであることなどを取り上げています。

2本目の「物価高でも選ばれる理由」では、約4割が値上げを経験しても、8割超が「利用を継続したい」と答えています。10代・20代はシビアな価格感度と口コミによる納得感、30代・40代は裏切らない信頼感と通いやすさが決め手とされます。

田中研究員は、担当者との信頼関係に加えて、「安さ」ではなく「得意・専門性」をアピールすることで、お客様は納得感と安心感を得られると分析しています。

(出典:理美容ニュース)

美容室で考えるべきポイント

値上げをしても選ばれ続ける理由が、年代別に整理されています。

「安さ」ではなく「得意・専門性」をどう伝えるかを、見直す材料になります。

記事に載っているのは、コラムの目次と要約です。数字の詳しい条件は、元のコラムをご確認ください。


給与だけじゃない?復職希望者が求める働き方

この記事が役立つ対象 👑 オーナー 🧭 店長・マネージャー

美容師免許を持ちながら働いていない「休眠美容師」について、ホットペッパービューティーアカデミーが解説する2分48秒のショート動画です。

復職意向は他の職種に比べて最も低く、ハードルになっているのは技術や働き方の不安だとされています。そこで、「勤務時間の選択肢」がカギを握る理由と、潜在層の採用・定着につながる「求人のリアルな伝え方」、面接の工夫を紹介しています。

研究員コラムの題名には、「休眠美容師率56%」「早期離職率43%」という数字があります。

(出典:ホットペッパービューティーアカデミー)

美容室で考えるべきポイント

採用が難しい中で、働いていない免許保有者へどう伝えるかを考える材料になります。

求人で「勤務時間の選択肢」を示せるかを、見直してみる価値がありそうです。

56%と43%は研究員コラムの題名にある数字で、算出の対象や条件はわかりません。動画の紹介ページの内容をもとにしています(動画本編はログイン・会員登録が必要です)。

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