店舗をオープンするときに、どのようにしたらおしゃれな内装デザインを実現することができるか、デザイン事例を元に解説していきます。
店舗内装のご相談は下記より承っていますので、お気軽にご連絡ください。
目次
店舗の内装デザインにこだわるメリット
店舗の内装デザインは、お店の魅力や個性を表現する重要な要素です。内装デザインにこだわることで、以下のようなメリットが得られます。
・顧客からの第一印象向上
・従業員の採用コストを抑えられる
・SNSでの集客効果
順番に説明していきます。
顧客からの第一印象向上
お客様がお店に入ったときに感じる第一印象は、内装デザインに大きく影響されます。
内装デザインがお客様のニーズにあっていて快適であれば、お客様は安心してくつろげるでしょう。
コンセプトに合わせてデザインにこだわることで、お客様の満足度やリピート率を高めることもできます。
お店のレイアウト、照明、色など、さまざまな要因でお客様の心理や行動をある程度操作する事も可能です。お店の目的や来てほしいお客様によって、それに合わせた内装デザインをする事はとても重要です。
また、内観だけでなく、外観にもこだわることで興味を引くことができ来店のきっかけを作ることも可能になります。
従業員の採用コストを抑えられる
内装デザインにこだわることは、従業員の採用にもメリットがあります。
内装デザインが魅力的であれば、働きたいと思う人が増えますし、スタッフの動線やレイアウトが快適であれば、働きやすいと感じる人が増えます。内装デザインにこだわることで、従業員のモチベーションや定着率を高めることができ、採用コストや教育コストを抑えることができます。
SNSでの集客効果
内装デザインにこだわることは、SNSなどを通じた集客にも繋がります。
内装デザインが目を引くようなものであれば、お客様が写真や動画を撮ってSNSに投稿する可能性が高まりますし、内装デザインが話題性のあるものであれば、口コミやレビューで広まる可能性が高まります。内装デザインにこだわることで、無料で宣伝効果を得ることができます。
店舗の内装デザインにこだわることは、多くのメリットがあります。自分のお店に合った理想の内装デザインを考えていきましょう。
店舗の内装デザイン3つのポイント
店舗の内装デザインは、お客様に印象づける重要な要素です。
以下の3つのポイントを抑えることが大切です。
・ブランドコンセプトの明確化
・顧客の動線を意識する
・適切なレイアウトと空間設計
順番に見ていきましょう。
ブランドコンセプトの明確化
店舗の内装デザインは、ブランドコンセプトを表現する手段です。ブランドコンセプトとは、店舗が提供する商品やサービス、価値観や理念などを一言で表したものです。
例えば、「カジュアルで居心地を追求したカフェ」、「高級感と上質さを感じるワンランク上の美容院」、「地元の食材を使ったおもてなし和食レストラン」などがブランドコンセプトにあたります。
ブランドコンセプトを明確にすることで、店舗の内装デザインに一貫性と個性を持たせることができます。また、お客様にも店舗の特徴や魅力を伝えることができます。ブランドコンセプトを明確にするためには、以下のようなことを考えると良いでしょう。
・店舗がターゲットとするお客様は誰か
・店舗がお客様に与えたい印象は何か
・店舗が競合と差別化できる点は何か
主にターゲットを元にどのような価値を提供したいか考えていくことが大切です。
顧客の動線を意識する
店舗の内装デザインは、お客様の動線を意識することも大切です。動線とは、お客様が店舗に入ってから出るまでに通る経路のことです。動線を意識することで、以下のようなメリットがあります。
・お客様に快適な体験を提供できる
・お客様に商品やサービスを効果的にアピールできる
・店舗の売上や利益を向上させることができる
動線を意識するためには、以下のようなことに注意する必要があります。
・入口やレジなどの重要なポイントを目立たせる
・商品やサービスの展示や配置を工夫する
・余計な障害物や混雑を避ける
良い商品、おしゃれな内装ももちろん大切ですが、快適な顧客動線を作らなければ商品を手にとる機会が減ってしまうことに注意しましょう。
適切なレイアウトと空間設計
店舗の内装デザインは、適切なレイアウトと空間設計も大切です。
レイアウトとは、店舗内の家具や備品などの配置の仕方です。空間設計とは、店舗内の色や照明、音楽などの雰囲気づくりです。
適切なレイアウトと空間設計によって、以下のような効果が期待できます。
・空間を有効に活用できる
・空間に統一感を持たせることができる
・店舗内の空間に快適さや居心地の良さを与えることができる
適切なレイアウトと空間設計をするためには、以下のようなことを考慮する必要があります。
・店舗の規模や形状に合わせたレイアウトを選ぶ
・店舗のブランドコンセプトに沿った色や素材を使う
次におしゃれなデザインの共通点を紹介していきます。
おしゃれな店舗内装デザインの共通点3つ
おしゃれな店舗内装デザインを作るには、どのようなポイントに注意すべきでしょうか?
ここからはおしゃれな店舗内装デザインの共通点を3つご紹介します。
・ターゲットに合った照明の工夫
・世界観を統一したデザイン
・コンセプトに合った素材の工夫
順番に見ていきましょう。
ターゲットに合った照明の工夫
照明は、店舗内の雰囲気や商品の見え方を変える力があります。
ターゲットとなるお客様の行動、目的にあわせて、照明の色や明るさ、配置を工夫することが大切です。
例えばお客様の回転を早くしたい場合は全体的に白く明るい照明を、お客様の滞在時間を長くしたければおだやかな暖色の照明を使うと効果的です。
また、商品単価の安いお店には比較的明るめの、日常でよく見るような照明を、高単価の商品のお店では、ピンポイントで商品に合わせた照明や、間接照明の工夫など、非日常感を与えるような照明計画が効果的です。
リラックスして欲しい空間は光の量をおさえたり、注目の商品にスポットライトを当てるなど、空間の用途に合わせて調光することが大切です。
世界観を統一したデザイン
おしゃれな店舗内装デザインには、一貫した世界観があります。
店舗のコンセプトやブランドイメージに沿って、壁材や床材、家具や小物などのデザインを統一することで、お客様に強い印象を与えることができます。
例えば、ナチュラルな雑貨店では、木や草花などの自然素材を多用して、温かみや癒しを感じさせるデザインにすることができます。一方、モダンな店舗では、白や黒などのモノトーンカラーを基調として、シンプルでスタイリッシュなデザインにすることができます。
コンセプトに合った素材の工夫
素材は、店舗内装デザインの質感や表情を決める要素です。コンセプトに合った素材を選んで、工夫することで、おしゃれな店舗内装デザインを作ることができます。例えば、レトロな雰囲気の喫茶店では、レンガやタイルなどの古風な素材を使って、昔ながらの味わいを出すことができます。一方、フレッシュな雰囲気のジュースバーでは、ステンレスやアクリルなどの新しい素材を使って、清潔感や透明感を出すことができます。
店舗内装デザインは、お客様に対するメッセージです。
素材や調光など、世界観を統一したデザインで魅力的な店舗内装を作り上げていきましょう。
事例で見る店舗内装デザインのスタイル
店舗内装デザインは、お客様の印象や購買意欲に大きく影響する重要な要素です。店舗のコンセプトやターゲットに合わせて、最適なデザインを選ぶことが成功のカギとなります。ここからは、事例を通して店舗内装デザインのスタイルについてご紹介します。
シンプルなアパレル店舗デザイン
シンプルなアパレル店舗デザインは、商品を際立たせる効果があります。無駄な装飾を省き、白や黒などのモノトーンカラーを基調とした空間は、洗練された雰囲気を演出します。また、照明やディスプレイなどの小物でアクセントをつけることで、シンプルさと個性を両立させることができます。
白い壁と床に黒い家具やラックを配置し、コントラストを強調しています。天井にはスポットライトを多数設置し、商品に光を当てることで、視線を引きつけます。また、路面方面はガラス張りで外観を作ることで、通りからも店内を見えるようにし集客力を高めています。
和モダンな飲食店舗デザイン
和モダンな飲食店舗デザインは、日本の伝統的な素材や技法を用いながら、現代的なテイストを取り入れたスタイルです。木や竹、紙などの自然素材を使って温かみや落ち着きを感じさせるとともに、モダンな素材を組み合わせて洗練された印象を与えます。
また、照明や色彩などの演出で、和風と洋風のバランスを調整することができます。
カウンター席の頭上には和紙でデザインした照明を設置し、日本らしさを表現しています。
高級感のあるバーデザイン
高級感のあるバーデザインは、お客様に非日常な体験や満足感を提供することが目的です。
豪華な素材や装飾品を使って豊かさや優雅さを感じさせるとともに、照明や音楽などの演出でムードや雰囲気を作り出します。また、カウンターやソファなどのレイアウトや配置で、お客様の動線や視線をコントロールすることができます。
壁や天井には高級感のある素材を使って華やかさと高級感を演出しています。
店舗内装デザインのよくある質問
店舗内装デザインに関するよくある質問とその回答をご紹介します。
・店舗内装デザインの費用相場
・店舗内装デザイン会社の選び方
・店舗内装工事の流れ
順番に見ていきましょう。
店舗内装デザインの費用相場は?
店舗内装デザインの費用は、店舗の規模や業種、デザインの内容や品質、工事の期間や工法などによって大きく異なります。一概に費用相場を言うのは難しく、一般的には、店舗面積1坪あたり30万円から80万円程度と、かなり幅があります。
あくまで参考値であり、業種によっての上下幅も広いのが実情です。
実際の費用は見積もりを取って必ず確認するようにしましょう。
店舗内装デザイン会社の選び方
店舗内装デザイン会社を選ぶ際には、以下のポイントに注意してください。
・実績や評判をチェックする
・デザインコンセプトや提案力を確認する
・コミュニケーションや対応力を評価する
・費用や納期を明確にする
・契約内容や保証制度を確認する
これらのポイントを踏まえて、自分の店舗に合ったデザイン会社を見つけましょう。
店舗内装工事の流れ
店舗内装工事の流れは、大まかに以下のようになります。
・ヒアリング:店舗の目的やコンセプト、予算やスケジュールなどを打ち合わせる
・デザイン提案:ヒアリング内容に基づいて、平面図や立面図、パースなどを作成して提案する
・見積もり:デザイン内容に応じて、工事費用や納期などを見積もる
・契約:見積もり内容に納得したら、契約書にサインして契約する
・工事:工事現場で施工管理を行いながら、デザイン通りに工事を進める
・竣工:工事が完了したら、検査や引き渡しを行う
詳しくは、下記記事にて解説しているので合わせてご覧ください。
店舗内装デザインはWHATS incにご相談ください
ここまでおしゃれな店舗内装デザインを実現するために大切なことについて解説してきました。
WHATS incでは飲食店やアパレル、バーなど様々な業態の店舗設計を手掛けてきました。
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