今回は美容室の内装について気になる方向けに、美容室の内装を考える上で注意する点や費用など、
実際の内装の作り方を解説していきます。
目次
美容室の内装を決めるためにコンセプトを明確にしよう
まずは美容室全体のコンセプトを明確にしましょう。
内装は美容室のコンセプトを最も表現するところです。
根本となるコンセプトをまずは明確にしましょう。
コンセプトを考える上で重要なのはターゲットを明確にすること
コンセプトを明確にするためには、ターゲットを具体的にすることが重要です。
キラキラした内装が好きな若年層や、落ち着いたモダンな雰囲気を好む 20 代後半など、
ターゲットによって作るべき内装が異なります。
ターゲットに対してどんな内装が有効なのかを考えて見ましょう。
美容室の開業についてはこちらの記事を参照してください。
美容室の内装を既存のデザインでイメージづけてみよう
コンセプトやターゲット層が明確になったら、デザインの方向性を見ていきましょう。
例えばコンセプトをナチュラルとした場合、同じナチュラルだったとしてもベースとする色相、
トーンによってイメージがかなり変わります。
サロンとしてのブランドイメージ、ターゲットとの相性などをイメージしながら、
作りたい内装デザインのイメージを絞っていきましょう。
オシャレな内装を作るための詳細についてはこちらの記事をお読みください。
美容室全体のデザインイメージを固めよう
自分の理想の内装デザインの系統を、事例を見ながらイメージしていきましょう。
ここでは項目別に各ポイントや実際の事例写真を紹介します。
ナチュラルな内装デザイン
印象:和やかで素朴な雰囲気をつくることが出来ます。
演出効果:アットホームさや和やかさを取り入れたいサロンさんに おすすめです。
ポイント:色相、素材によって可愛くも大人っぽくもなるデザインです。どの立ち位置にいるサロンにしたいのか明確にした上で、イメージを混同させないことが大切です。
ナチュラルな美容室の内装について詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
アンティークな内装デザイン
印象:「なんとなく古い」色あせたシャビーな感じの空間になります。
演出効果:気軽に非日常感を演出しやすく、サロン独自の雰囲気作りをしやすい内装デザインです。
ポイント:全体的に色あせさせるのか、インテリアの一部のみアンティーク風にしたいのかで、お店の内装イメージはかなり変わります。また、洋風なのか和風なのかでも違います。
モダンな内装デザイン
印象:装飾性を排したシンプルなデザインで、都会的な雰囲気を演出します。
演出効果:訪れたお客様に洗練されたイメージを与えます。
ポイント:シンプルさだけを追い求めてただのガランドウな空間になってしまわないように注意。「映え」を意識して、ポイントでお金をかけるデザインをどこか考えることも大切でしょう。
※注意:モダンデザインは装飾が少ないため、内装費用が抑えられる場合もありますが、 一概にシンプル=安いと考えると、思わぬ落とし穴があることもあります。照明や金属製品などは、シンプルなデザインだからこそ高価になってしまう場合もあるからです。
レトロな内装デザイン
印象:「懐古主義」を形にしたデザインで「なんとなく懐かしい」「どことなく粋」という雰囲気が出せます。
演出効果:意外と幅広い年代層に好まれるジャンルでしょう。
ポイント:微妙な違いでダサくもオシャレにもなるので、絶妙なセンスが求められます。
ポップな内装デザイン
印象:カラフルな色合いを使ったデザインで、若い年代層に受けが良いでしょう。
演出効果:カジュアルなヘアスタイルや個性を求めるお客様、比較的若い年代層で可愛い物が好きな女性、少し背を伸ばしておしゃれをしてみたい若い男性へのアプローチなどにおすすめのデザインです。
ポイント:サービスの価格帯が標準〜高めの場合はポップの中にも上品な雰囲気を取り入れましょう。
高級感・ラグジュアリーな内装デザイン
印象:「レベルの高いサービスを提供してもらえるだろう」という期待感をうみます。
演出効果:大人向けのブランドイメージで、高価格サービスを提供するのであればオススメのデザインです。
ポイント:本物の高級感を出そうとするとその分作り込みも必要です。そこまで内装費をかけれないけれど高級感は欲しいという場合は、「光を暖色にする場所をつくる」「落ち着いたトーンの色をつかう」「部分的にお金をかけて高いインテリアを買う」などでも十分高級感は出ます。
モノトーン・シンプルな内装デザイン
印象:洗練された空間を印象づけるデザインです。
演出効果:幅広い層に対応出来ますが、中間〜高めの年代層、センスの感度がいい人などへのアプローチにオススメです。
ポイント:空気感をきちんと作るには、「つかう素材が良い」であったり「ここの形が良い」であったり、ポイントできっちり作り込む部分を持っておくほうが良いでしょう。
シンプルな内装デザインについて詳しく知りたい方はこちらをご参照下さい。
またこの他にも、インダストリアル系、ブルックリン系、西海岸系、北欧系など様々なジャンルがありますが施工会社の設計事例などを参考に、具体的なイメージを固めていきましょう。
また、「本を読める美容室」「バーカウンターのある美容室」「緑の多い美容室」などテーマを持つことで、それに沿った内装作りが出来、近隣店舗との差別化になるでしょう。
美容室の細かなアイテムからデザインやサロン運営方針を固めよう
ここまでで理想的な内装の全体イメージを確認できました。
次により細かなアイテムから、お店の出来上がりイメージをシミュレーションしていきましょう。
セット面
・既製品を使えば安く、新規で発注すると高くなる
・機能性と低価格を重視するなら、既製品がおすすめ
・広さと動線を考慮する必要がある
店舗のデザインと統一して、新規でセット面を作りたいという依頼も多いですが、当然高くなってしまいます。 既製品でも様々なものがあるので、価格と機能性を考慮すると既製品がおすすめです。 どのようなデザインがあるか気になる方は一度お問い合わせください。
シャンプー台
・サービスの価格帯と内容でシャンプー台を選ぶ
・ 高価格帯サービスにはフルフラットシートがおすすめ
・事業計画に基づき入る台数を確認する
ヘッドスパなど取り入れるのであれば、基本的にフルフラットシートがおすすめです。ただフルフラットシートは価格が高く、スペースをとる傾向があるので、その必要性とおさめたい理想の台数が物件に入るのかなども考慮しましょう。
インテリア
・内装デザインのコンセプトに沿って選ぶ
・ シャンプー棚やワゴンは既製品が安いが新規オーダーで造作も可能
・小物の選定を丸ごとデザイン会社へなげることも可能
ちぐはぐな空間にならないように、コンセプトとかけ離れた小物が紛れないようにしたいところです。観葉植物や照明など、どうしても使いたいアイテムがあれば逆にそれをもとに空間を作っていくのもいいでしょう。開業準備で忙しい場合、細かいインテリアアイテムの選定を内装業者へ丸投げするのもひとつの手です。
壁素材
・色味・素材で空間が大きく変わる
・壁紙、塗装、左官、タイル、化粧板、木材など選べる素材が多いが、素材が増える分高くなる
・ 水回りは防水性の高いものを選ぶ
視界の広い面積をしめる分、少しの違いでも空間に与える効果は抜群です。サンプルで壁の色を確認した時に、小さいサンプルで見るのと大きい面で見るのとでは思ったより印象が違うので注意しましょう。素材のメリットデメリットについては専門家に相談するのがいいでしょう。
床
・色味・素材で空間が大きく変わる
・髪の毛の掃きやすさ、薬剤が落ちた時のメンテナンスのしやすさ、防水性など、 機能性も大切
・内見のうちからイメージを頭に置いておく
こちらも視界の広い面積をしめるので、デザイン次第でお店の雰囲気がガラリと変わります。物件が綺麗であれば、コンクリートの上にコーティングをしてそのまま使うことも出来ます。やりたい事が決まっていれば、内見のうちからイメージを頭に置いておいても良いでしょう。物販店と違い、美容室では素材の機能性も大切なので、メリットデメリットは専門家に相談しましょう。
天井
・造作で高さを変えることもできる
・スケルトン(天井材を何も貼らずに配管も見せっぱなし)が傾向として多い
・照明器具、観葉植物、化粧梁など意外とデザインを遊べる
天井を高く見せると空間が広く見えるので、スケルトンにする美容室さんが多めです。高級感を出したい時は天井に掘り上げを作って、間接照明で照らすデザインなども良いでしょう。梁が大きいと、天井を作ると狭く感じるので、内見時に物件をスケルトン状態で見た時との広さの感じ方の違いに注意です。
ここまで全体と細部、両方の面から見ることで、美容室全体の内装作りをより具体的にイメージすることができました。
水回りや空調などの設備工事はもちろん、よりハイクオリティな内装デザインを求めるなら、内装業者や設計業者に依頼する必要が出てきます。特に設備関係については、物件を決める段階から業者をはさんで確認しておいたほうが良いでしょう。さいあくの場合、せっかく契約したけど設備容量が足りなくて余計なコストがかかってしまったなんてことに なりかねません。
次に内装会社を選ぶ際のポイントや、業者の利用の際に失敗しないために、内装の設計施工の相場などを知っておきましょう。
美容室の内装工事の料金・相場 | 広さが重要
美容室の内装工事の料金は広さによって決まる | 坪単価
基本的には内装工事の料金は坪単価 × 広さで予測できます。
美容室の坪単価は 20 万円から 40 万円がだいたいの相場といえるでしょう。
ただ、近年の材料や職人の価格高騰などを踏まえると、しっかりした満足のいく内装を作るためには、実質坪単価 40 万円から 60 万円程を目安として考えたほうが、トラブルが少なそうです。
坪単価ですので、単純計算で25 坪のお店を作るのに 1000 万円 ~1500 万円の内装費用が必要ということになります。ここで注意しておきたいのは、では 10 坪のお店だと単純計算で安くなると考えるのは危険だということです。
確かに空間を作る為の材料は少なくなりますが、工事をする為には職人さんの手配が必要です。たとえ 10 坪でも職人さんを手配することは変わらないので、同じ一人を手配する際、面積が広いほうが坪単価は安くなります。これは設備にも同じことがいえ、同じ容量でいい設備内容では、狭いより広いほうが 坪単価が安くなります。
つまり、あまり狭すぎると割高になってしまう場合もあるということですね。
また、契約する物件のもともとの設備容量や配管場所によっても、初期の費用やランニングコストが高くなってしまう場合も あるので、こちらも注意が必要です。10 坪前後の物件だと少し坪単価が割高になってしまう場合もありますが、いくらの費用を出せるかで、 希望の坪単価をあらかじめ業者に提示しておくと、取引はスムーズになります。
美容室の内装工事の相場についての詳細はこちらをご覧ください。
参照:美容室の内装工事の費用はいくら?相場を3つのポイントで解説
新築・居抜き物件・改築など、物件の種類で異なる
坪単価の高い低いは、物件の状況によっても異なります。物件の種類としては新築・居抜き・改築などがあげられます。
居抜き物件を利用する場合
メリット:費用がおさえられる
デメリット:間取りに縛られる
美容室の居抜きを利用すると新たに作るものが少なくなる為、初期費用を抑えたい場合にとても有効でしょう。ただもともとのお店をそのまま使うことになるので、イメージや間取りを引き継ぐことになります。前店のイメージを払拭したい時は、表面素材の貼り替えや一部改装など部分的に力を入れてもいいでしょう。
新築物件を利用する場合
メリット:0からオリジナルのお店が作れる
デメリット:全て自分で用意しなければいけないので設備費用がかかる
0から作る場合、最低限作らなければいけないものが多いので、デザインとは関係ないインフラ面での金額がかかります。物件のもともとの設備容量や配管経路 について確認しておき、問題なければ余計な費用はそこまでかからないでしょう。内見の際に業者を連れてきちんと確認することが大事です。
! 注意点!
店舗を 1 階に構えるとして、外観が好ましくなければ、管理会社に 許可を取り、外観を造作することも必要でしょう。そうすると内装費に外装費も加わり割高となります。
改築が必要な場合
メリット:部分改築だと新築より安くおさえられる場合がある
デメリット:フル改築だと解体費のぶん金額が高い
部分改装であれば新築より安くおさえられる場合がほとんどなので、どこをどう変えたいのかを明確にしておくと無駄な費用は省けるでしょう。古い建物の改築では、解体してみて問題が見つかったということもあるので、初期段階で業者に内装見積をしていても、途中で見積金額が変動する可能性があることを覚えておきましょう。
費用を安く抑えるポイント5つ
次に内装費用を安く抑えるポイントを5つ紹介していきます。
設備容量を確認しよう
美容室作りではガス・水道・電気ともに必要な容量があります。十分な設備容量が物件に備わっていないと、追加する為の工事が必要になり、ものによっては百万単位の莫大な出費になる可能性もあります。
心配な場合は、物件を決める際に施工会社に一緒に現場を調査してもらうのがいいでしょう。
現場調査までなら無料の業者が多いです。
汚い物件はなるべく避けよう
たとえば床のコンクリートがガタガタで穴ぼこだらけの時、タイルや木を貼るにしても、コンクリート風でそのまま 使いたかったとしても、一度きちんとならして平らにしなければいけません。
その為に工程が1日~2 日増えたり、 ひどい時はコンクリート車を呼ぶ必要が出てきます。
壁や天井の状態が悪い時も、壁を作るところが増えたり、 施工の作業効率がおちて工数がかかることもあります。こちらも業者に事前に現場を見せておくことをおすすめします。
使う素材をしっかり打ち合わせしよう
例えば床を木目風にしたい時、フローリング、タイル、塩ビタイルなどの素材が使われます。 フローリングやタイルは材料費が高かったり、工数(工事にかかる時間 ) がかかったりするので、この場合は塩ビタイルに すると初期費用がおさえられます。
ただ、タイルは一度施工すると、割れない限り基本的にはメンテナンスフリーなのに 対し、塩ビタイルは年に数回ワックスかけが必要など、ランニングコストがかかります。
この場合、初期費用をおさえたい場合は塩ビタイル、メンテナンスフリーを優先するのであればタイルという選択肢になります。
こういった風に使う素材によって初期費用をおさえることは出来るので、なるべく内装会社との打ち合わせで意見をすり合わせ ることで、無駄な費用をおさえられます。
造作家具を減らそう
内装費用とは基本的にガス・水道・電気・空調の設備工事と、床壁天井の造作やインテリアの造作などが含まれます。
シャンプー台や備品などは含まれないことがほとんどですのでそこも別予算で考えておきましょう。
セット面やワゴンについてはケースバイケースですが、どこまでが見積に含まれているのかしっかり確認することも大切です。
もしセット面なども内装費用に含まれている場合、造作でオリジナル品を作るのではなくて、既製品を買ったほうが安くなることがほとんどです。
家具などの造作物を少なくすることで、価格は抑えられるでしょう。
打ち合わせから工事完了までの時間に余裕をもとう
一度の打ち合わせで全ての要望が形になるという事はほぼありません。
内装会社と決めていく項目はたくさんあり、段階をおって決めていかなければいけません。
素材・施工方法について意見を擦り合わせることで余分な費用は削れます。また、工事期間が短いと工賃が割高になる可能性があるので注意です。
デザイン面でも金額面でも満足のいくお店を作る為に、時間に余裕をもちましょう。
設計から施工まで手掛けている内装会社は内部の動きがスピーディーなので、オススメです。
狭いとデザインに制限はある ?
まず前提として、美容室を作る際広さの規定があります。東京都の場合は下記です。
(理容所)
1理容の業を行う一作業室の面積は13m²以上であること
2一作業室に置くことのできる理容イスの数は、一作業室の床面積が13m²の場合は3台までとし、
3台を超えておく場合の床面積は13m²に理容イス1台を増やすごとに4.9m²を加えた面積以上とすること
(美容所)
1美容の業を行う一作業室の面積は13m²以上であること
2一作業室に置くことのできる美容イスの数は、一作業室の床面積が13m²の場合は6台までとし、
6台を超えておく場合の床面積は13m²に理容イス1台を増やすごとに3m²を加えた面積以上とすること
引用:東京都福祉保健局
” 作業所面積” にはセットやカットを行う場所・中待ち(コールド )・シャンプー台が含まれます。 基本的には待合・バックルーム・トイレなどは含まれません。
これは地域によって異なったり、保健所によっては待合や消毒室までは含んでも良いと暗黙の了解のところもあるので様々です。13 m²とは坪でいうと約 4 坪になりますが、作業所以外のスペースを考えると お店として機能させるには最低 7 坪以上の物件を選ぶ必要があるでしょう。
また、シャンプールームを個室にしたいと思った時、これにも作業所 13 m²が適用されます。
地域によりますが、1m 以上の幅の開口(出入り口)がなく壁に囲まれた作業部屋は、その部屋自体で 13 m²の面積が必要になります。 厳しいところだと、床の高さが変わっただけで単独のスペースとして見られるところもあります。
そういった意味では、狭すぎるとデザインに制限がかかるでしょう。また、セット面を対面にするか片面にするかも、スペースによって制限がかかるでしょう。
間取りや作業台の台数については保健所の許可が必要なので、まずは事前に相談して使い方に問題ないか確認するのが大事です。
多くの内装会社は設計の事前確認を保健所としてくれるので、専門的な話はそちらに任せても問題ないでしょう。
狭い美容室の内装についてはこちらで詳しく解説しています。
参照:【10坪・15坪・20坪】狭いと美容室内装に制限はある?デザイン事例と相場を解説
美容室の内装工事を依頼するなら知っておきたい設計会社・内装業者の選び方
美容室内装会社を選ぶ前にしておきたい事
美容室内装会社を選ぶ前に準備しておきたいことは下記4つです。
・コンセプトを明確にしておこう
・実店舗の広さを理解しておこう
・相場を知っておこう
・予算を決めておこう
順番に見ていきましょう。
コンセプトを明確にしておこう
冒頭で述べたように、お店のコンセプトは大事です。ターゲット、ブランドイメージをある程度イメージしておきましょう。
ノープランで内装会社と打ち合わせをするよりスムーズに進みますし、内装会社の実績を見て、自分のイメージと近い事例を もっている会社を選ぶと、よりスムーズでしょう。
実店舗の広さを理解しておこう
美容室を作る上で広さに規定がある事は先述の通りです。
いくらの予算で何台の作業台を作ってお店を回すか計算した上で、 事業計画をたてていく必要があるでしょう。
理想の作業台数を考えておき、内装業者に伝える事で、より早く理想の形に近づけていく事が出来るでしょう。
場合によっては「もっと入る」と設計者が教えてくれることもあります。
相場を知っておこう
事業計画を立てる上でお金はとても大事ですね。
相場を知っておくと、借りる予定だったお金が足りなかったということは無くなります。
また、極端に高い低いが把握出来るため、そういった業者は避けるべきでしょう。
予算を決めておこう
相場を知った上で、予算を決めておきましょう。
事前に内装会社に話しておくことで、その後あがってくる価格感とのギャップが減るでしょう。
内装費用があまりに安すぎる会社の場合、後ほど水漏れや漏電があったりトラブルが起こる場合もありますが、自分の中で設定した坪単価が相場より安い場合でも、一度内装会社に相談してみると良いでしょう。
美容室内装会社を選ぶ時のポイント 3 つ
美容室内装会社を選ぶ際のポイントは3つあります。
・施工実績が十分ある業者を選ぼう
・しっかりイメージのすりあわせができる業者を選ぼう
・料金を明確に聞いておこう
順番に解説していきます。
施工実績が十分ある業者を選ぼう
内装会社にも得意・不得意分野があります。
例えば飲食店やオフィスの実績が多数の会社に依頼しても、美容室の実績が乏しいかもしれません。
美容室の実績がある会社はその分スタッフや顧客の動線、内装の規約や条約関係、照明の当て方、業界のトレンドなどを把握しています。
また、ボイラーやシャンプー台など、業界ならではの機器の取り扱いもある為、後々のトラブルを避ける為にも、サロン実績の多い業者を選びましょう。
特に、設計から施工まで手がけている会社はより豊富なノウハウを持っているでしょう。
しっかりイメージのすりあわせができる業者を選ぼう
ここまでの内容で、予算やイメージについて内装会社との打ち合わせはとても大事だということがわかりました。
予算だけに偏りすぎても デザインだけに偏りすぎても、自分の希望にあったお店は作れません。
つまり、自分の理想のイメージに、どれだけ希望の価格帯で近づけられるかを しっかり考察してくれる業者を選びましょう。
とはいえ、実際に打ち合わせする前にはその業者がどういう性質を持っているのかわからないのがほとんど。
その際は、施工実績などでリピーターがいるかどうかを確認してみましょう。
複数店舗を経営している美容室が゙何店舗もお願いしている内装会社なら それだけで口コミ評価に値するということです。
料金を明確に聞いておこう
相場を知った上で、その業者がどの価格帯での実績が多いのかも知っておいたほうが゙良いでしょう。
会社によっては平均坪単価を公表しているところも あります。
自分の理想の価格帯で実現可能なのかどうかということを知る上でも必要ですし、このレベルの内装をこの価格で出来るという事前調査にもなります。
内装業者の選び方についての詳細記事はこちらご覧ください。
参照:美容室の内装業者選びの3つのポイントと内装業者の種類を解説
美容室の内装のことなら WHATS inc へご相談ください
美容室のデザイン事例はこちらのインスタグラムでも確認できます。
内装のことについてのご相談も随時受けつけておりますので、気になる方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
相談はLINEからでも、お問い合わせフォームからでも結構です。
お気軽にご相談ください。